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環境への取り組み
エル・コープでは「使い捨てるのではなく、資源を循環させて使うことが大切である」と考え、
私たちのできるところからさまざまな取り組みをしています。
「もったいない」という言葉が見直されつつある一方、まだまだ大量生産・大量消費・大量廃棄の社会です。エル・コープは「使い捨てるのではなく、
資源を循環させて使うことが大切である」と考え、私たちのできるところからさまざまな取り組みをしています。
また、生活クラブでは、資源の有効利用、ゴミの削減、エネルギーの削減などを含めた「安全・健康・環境」の生活クラブ原則を定め、その原則にそっ
た事業活動を行っています。
…環境問題に対する考え方については ⇒エル・コープの取り組みへ
●ゴミを出さない暮らしをめざすグリーンシステム
☆3R運動
エル・コープで取り組んでいる環境への取り組みの基本的な考え方は3R=リデュース・リユース・リサイクルが基本です。
3R = リデュース > リユース > リサイクル
「リデュース」Reduce:ゴミをできるだけ出さない暮らし(発生抑制)
まずはゴミを出さない暮らしを心がけることが一番効果のあると考えます。エル・コープではお届けする品物の容器や包材を減らし、できるだけゴミと
ならないよう心がけています。
「リユース」Reuse:同じものをくり返し使う暮らし(再使用)
二つめは同じものを大切にくり返し使う暮らしです。エル・コープではほとんどの調味料や牛乳・ジュースなどの容器にくり返し使える「リターナブルびん」を使用しています。
ペットボトルは使用していません。
「リサイクル」Recycle:ゴミから別の製品を作って活用する(再生利用)
リデュースもリユースも出来ず、仕方なく出てしまったゴミをできるだけリサイクルして有効活用しようという考え方です。
ビン容器で考えてみると、洗ってそのままの形で使うのが「リユース」、壊してエネルギーを加えて別の製品を作り直すのが「リサイクル」です。
どちらが環境にとってやさしいかは一目瞭然。エル・コープでは「リサイクル」の前にまずゴミを出さない「リデュース」と「リユース」を
心がけることがより大切だと考えています。
☆グリーンシステム
エル・コープでは、なるべくゴミを出さず環境負荷を減らすために、ワンウェイ容器(使い捨て容器)から、くり返し使用できる(リユース可能な)
リターナブルびんに切り替える取り組みをしています。これを「グリーンシステム」とよび、できるだけゴミを出さない暮らしを目指しています。
○リユースの流れ
●組合員
→
組合員は使い終わった「空びん」を返却します。
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●びん商
→
びん商は、回収されたリターナブルびんを選別・洗浄して、生産者へ納品します。
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●生産者
生産者はリターナブルびんに中身を充填し、生活クラブに納品します。
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○リターナブルびん
現在54品目の消費材に対して、13種類の「リターナブルびん」容器を使用しています。
…グリーンシステム回収対象Rびん一覧はこちら
○リユースの力
昨年1年間で生活クラブが回収したリターナブルびんは約8000トン。これらはCO2に換算すると2200トン、体積にして東京ドーム約1個分のCO2を
減らしたことになります。1人の組合員が平均して減らしたCO2は8.5kg。ちょうど直径2mの風船と同じ大きさになります。
現在生活クラブでは、環境保全・資源循環型社会を目指した生協団体のネットワークとして「びん再使用ネットワーク」を形成しリターナブル
びんの普及に努めています。
…「びん再使用ネットワーク」HP
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●遺伝子組み換え作物について
○ 遺伝子組み換え(GM)なたね汚染調査を実施
<日本の自生なたねが危ない!>
なたね、白菜、小松菜、カブなどのアブラナ科の作物は交雑しやすく、汚染される危険性が高いといわれています。特になたねは野菜として食されるので、知らないうちに遺伝子組
み換えされたものを口にしてしまう可能性もあります。
<GMなたね汚染調査中>
エル・コープでは、2005年度から毎年、菜の花の咲く4月〜5月に、組合員の近所に自生する菜の花の「遺伝子組換え汚染調査」を行っています。京都府下で
2006年度は24ヶ所、2007年度は19箇所で調査を行った結果、今のところGM汚染された菜の花は出ていません。しかし「遺伝子組み換え食品いらない!キャン
ぺーン」や全国で調査が行われており、セイヨウナタネの輸入港近くではすでにGM陽性反応が出ているという結果も報告されています。
…「遺伝子組み換え食品いらない!キャンぺーン」HP
* 左の写真は、試験紙による検査。2本の試験管に採取したナタネの水溶液を入れ、2種類の試験紙をそれぞれ入れ、約5分間静置します。
(左) 緑:ラウンドアップ (グリホサート)耐性タンパク質の検出用試験紙
(右) 紫:バスタ(グルホシネート)耐性タンパク質の検出用試験紙
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●環境ホルモン物質について
○ ダイオキシン汚染監視活動の実施
ダイオキシンは、「ごみ」や「産業廃棄物」を焼却するところで主に発生する強い毒性をもった物質です。大気や水、土壌を汚染し、さらに
プランクトンや魚に食物連鎖も通して取り込まれていくことで、わたしたち人間の体内にも蓄積されていくと考えられています。
発ガン性や、胎児への影響、環境ホルモンと似た働きをすることによる生殖異常など、人や動植物にも影響を及ぼす危険のある物質として
注目されています。
そこで、エル・コープでは、地域のダイオキシン汚染の実態を、組合員が自ら測定することで、汚染の削減に向けた消費者としての役割の認識や、
ごみを出来るだけ出さないライフスタイルへの変換のきっかけとするために、「ダイオキシン汚染調査」を行いました。
2003年と2004年に、各地区の組合員によりそれぞれの住まいの近くの松葉を採取し、ダイオキシンにどれくらい汚染されているかを調査しました。
調査結果など詳しくは「環境総合研究所」のHPへ
図:2002年度京都市およびその周辺のダイオキシン濃度マップ
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●せっけん運動に取り組んでいます
☆せっけんと合成洗剤どう違うの?
せっけんは天然の油脂とアルカリでつくられているので、排水されてから約1日で完全に分解され、二酸化炭素と水になります。
一方、合成洗剤の多くは石油からつくられていて、水中の分解にとても長い時間がかかるものもあります。また、汚れを落とす成分の他に
良い香りのする香料や洗濯物を白く見せる蛍光増白剤などが含まれています。目に見えないたくさんの刺激が、赤ちゃんや敏感肌の方にとっては
アレルギーを引き起こす原因となるとも言われています。また、魚などの生態系への影響も心配されています。
エル・コープでは、合成界面活性剤を使用した洗剤は取り扱わず、使用後自然の中で分解されやすく、人にも環境にも優しい「せっけん」
を積極的に利用する運動を進めています。
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