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食の安全安心への取り組み
私たちの食を守っていくための取り組みを紹介していきます。
食品偽装や添加物、遺伝子組み換え食品など、私たちの食の安全を脅かす問題が後を絶ちません。このことに対しエル・コープでは、自分たちの食べ
物は、自分たちで納得いくように作るしかない、と考えています。自分たちの食べ物を他人まかせにしない。そのことでしか、食の本当の安全・安心は
守っていけないと思うからです。
そのためにエル・コープでは、生産過程・原材料の情報を公開し、現状でできていること、またこれから目指している安全を組合員みんなで共有し、実
現のために力を合わせて取り組んでいます。
私たちの食を守っていくための取り組みを紹介していきます。
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●添加物を削減する取り組み
エル・コープでは化学調味料、合成着色料、合成保存料をすべての食品について使用していません。
一般的に、添加物の使用が多いハム・ウィンナーについても添加物を使用せず、原料肉に提携生産者の豚肉を使用し、
素材の味を生かしています。
添加物については、「不必要なものは使用しない」「使用したものは情報公開する」を原則に添加物削減を目指しています。
現在、日本で認められている食品添加物は約1,500種類。このうち、天然添加物、一般飲食物、合成香料を除くと719品目に
なります。エル・コープが加盟する生活クラブ連合では許容する食品添加物を68品目、日本で認められている添加物の約9%
にまで減らしました。(2007年7月1日現在)
また、市販品に使用されている食品添加物の量と種類を想定して、もし生活クラブの扱っている食品が市販品と同様に添加物
を使用していた場合の使用量を算定すると、2006年度1年間に49トンの添加物を削減できた数字になりました。組合員一人あ
たりで考えると、年間180gの添加物を摂取しないで済むことになります。
●国内自給率アップを目指す取り組み
現在日本の食料自給率は39%しかない状況です。最近ではバイオマス燃料の需要からトウモロコシ等の価格が高騰し、食料や
飼料となるはずの穀物が手に入らなくなる事態が現実に起きています。食料を過度な輸入に頼ってきた日本が受ける影響は
深刻です。
この問題の解決には、「国内自給率を上げる」ことに取り組んでいくしかないと考えます。
そのために、生活クラブでは
・消費材で作った消費材
消費材の原材料の大豆・トマト・なたね・小麦など、特に輸入への依存度が高い穀物についても、
提携生産者にできるだけ作付依頼をし、「消費材で作った消費材」への改良に取り組んでいます。
・生産原価保障
生活クラブの消費材の価格は「生産のコスト」を適正に反映した「生産原価保障方式」により設定し、
生産現場の事情を無視した安売りは行いません。原料や製造コストの負担を下請けや末端農家に押し付けるやり方では継続
した生産はしてもらえないと考えます。私たちの消費材を作り続けられる環境を支えるために生産原価を保障する。
その上で生産工程や規格のムダを省き、生産構造の改革努力を生産者に求め、お互いの納得のいく価格をとっています。
●産直野菜は栽培期間中は無農薬・無化学肥料栽培です
提携生産者に作付けをお願いした野菜をすべて引き取ることを前提に、栽培期間中は農薬や化学肥料を使わずに栽培をお願いしています。見栄え重視の市場出荷とは
違い、「土づくり」をしっかりした新鮮で安全な野菜が届きます。おいしさも栄養もひと味違います。
…やさいについては⇒野菜ボックスへ
●遺伝子組み換え対策
遺伝子組み換え食品を食べ続けて問題はないのか…、疑わしいものは食べたくないという思いで、食品の原材料、食肉・牛乳・鶏卵などの畜産品の飼料に
ついても可能な限り遺伝子組み換え作物を排除し、情報を公開しています。 …遺伝子組み換えに対する考え方については
⇒エル・コープの取り組みへ
○消費材の原材料をNON-GMOに!
生活クラブにおけるGM対策においては、主原料(5%以上)対策はすべて完了し、残る課題は微量原材料のみとなっています。
お申し込みカタログ(ライブリー)には、対策状況を以下のマークで表示してあります。
※2007年3月末時点の遺伝子組み換え対策状況です。
GM対策済み:主原料・副原料ともすべて対策が完了しているもの。
1%未満原料GM要対策:重量比で1%未満の原材料に課題を残しているもの。
5%未満原料GM要対策:重量比で5%未満1%以上の原材料に課題を残しているもの。
現在、日本で使われているなたね油原料の約6割がGMナタネといわれています。生活クラブでは、遺伝子組み換え原料は一切使用
せず国産ナタネ10%を配合したなたね油を、油としてはもちろん、加工食品の原料にも多く使用しています。
●環境ホルモン物質対策
環境ホルモン物質は一般的に農薬や殺虫剤、包装ラップやプラスチック容器など食材の容器や包装材にも使用されている化学物質
で、生物の生殖器官への影響が懸念されている化学物質です。
エル・コープでは、食材のラップフィルム包材において、燃やしてもダイオキシンが発生しない素材を使用、環境ホルモンの溶出
の疑いのある添加物は使用していません。また缶容器も内側のコーティング剤から環境ホルモン物質溶出の心配のないよう対策をし
ています。
また農産物の生産地の生態系を守る意味でも、環境ホルモン農薬は使用禁止にしています。
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