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エル・コープの姿勢
暮らしの問題を解決していく生協としてのエル・コープの姿勢をお話しします。
私たちと、次の世代の子どもたちの未来のために、 「安全・健康・環境」を最優先に取り組みます。
●暮らしの問題を解決していく生協として
生活協同組合エル・コープは、1993年設立認可を受け、事業を開始しました。
私たちは、安全で安心な食べものを家族や子どもたちに食べさせたい、家族の健康で、すこやかな暮らしを願って集いました。そして、次の世代の
子どもたちへ豊かな環境を残していきたいと考えています。大量消費社会のもたらすさまざまな暮らしの中の問題を、他人任せにするのではなく、
組合員自身の手で解決していきたいと願う組合員によって設立され、食の予約共同購入からスタートしました。
●食の安心は自らつくりだすもの
食への信頼が大きく揺らぐ中、エル・コープでは、安全や安心はだれかにお任せするのではなく、組合員と生産者がおたがいに信頼関係を強め、いっしょに
なって問題を解決していこうと取り組んできました。誰かに任せて「信用」するのでもなく、「証明」「認証」、そして「検査」だけに頼るのでもなく、
「自分たち自身でつくりだし、確かめていきませんか?」そんな呼びかけをしてきた生協です。安心して食べられる食材を生産者と一緒に作り、みんなで食
べ支える。だから、飼料や微量原料、製造工程まで明らか。「安全」の中身がきちんとわかる、「わかって食べる安心」。それが私たちの考える「安心」です。
●生産から廃棄に至るまで責任をもつ「生活者」の運動
消費することは、生産や流通、そして廃棄に至るまでつながりあい自然環境とも大きなかかわりを持って
います。「便利な生活と引き換えに加害者になりたくない、次の世代への環境負荷を残したくない。」そんな思いから、合成洗剤を追放しせっけんを
ひろめる運動や、河川の水や土壌を汚染する農薬や環境ホルモン物質を極力排除していく取り組み、ゴミ問題を解決していくためにリサイクルより
リユース(再使用)を優先させた取り組みなどは、「消費者」としてではなく、生産から流通・消費、廃棄に至るまで責任を持つ、ひろがりをもった
「生活者」として活動を行ってきました。共同購入を通して暮らしのあり方を見つめ直そうと呼び掛けてきました。
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「食」の根っこを守ります!
●食の自立をめざして
いまや、日本の食料自給率は39%まで下がりました。農業に従事されている方の約60%が65歳以上になっています。私たちは、食の安全・自立にこだわり続け
るために、国内自給力を高めることが何より大切だと考えています。そして、なにより「素材」を大切にしてきました。農産物や畜産物こそ「食」の根っこで
あり、その生産者がいなくなり、産地が消えてしまえば、私たちの食生活も朽ち果ててしまうと考えるからです。私たちには「利用する力」「利用し
ない力」があるのです。その力を結集してくことで、いま崩壊の危機にあるいのちの産業である日本の農業はじめ、畜産業、漁業の価値をたかめ、生産
と消費がむすびついたモデルケースをつくりだしていきたいと考えています。61%もの海外に依存する食料を「カネの力」にものを言わせて「奪わない」
ために。
そのために、エル・コープは生活クラブ生協連合会に加盟し、おおぜいの仲間とともに国内自給力を高めていく取り組みをすすめていきます。
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子どもや孫の世代の「未来の食卓」を共同購入しませんか。
●私たちにできる第一歩。それは利用すること。
大きな夢も、一人ひとりがばらばらの状態ではかなうことは困難です。でも、一人ひとりの力は小さくても、まとまることで大きな力を発揮することは
できます。私たちには「利用する力」「利用しない力」があるのです。
少しでも、市販の遺伝子組換え作物が使われた食品を買わずに、エル・コープで遺伝子組換えの心配のない消費材を利用することは、遺伝子組換え作物
はいらないという運動が広がっていくということ。
少しでも、エル・コープの農薬や化学肥料を極力減らした国産の農産物を利用することは、国内の農業を守り育て、国内自給力を高め、自然環境を守る
力になっていくこと。エル・コープでリユース(くり返し利用)びんを使用した消費材を利用し、洗って返却するということは、何気ない普段の日常の
中でCO2を削減した環境にやさしい暮らしができるということなのです。
右写真: 国内自給力を高めるため、0.04%しか自給率のない国産なたねを10%も配合した稀少ななたね油
●「未来の食卓」の共同購入
いったい、10年、20年後のこの国の「食卓」はどんなになっているのでしょう?不安な要素ばかりです。
しかし、ひとりひとりの利用が集まって共同購入運動という力になります。私たちの毎週の利用が、次の世代の子どもたちに引き継いでいける
食や自然環境を実現していくことにつながり、子どもや孫の世代の「未来の食卓」を共同購入していることになるのです。誰もが安心できる食べものや
環境を生み出すしくみをつくりだしていくことができるのです。
まだまだ力不足です。少しでも多く利用する仲間を増やし、利用を増やしていくこと。これが、さらに安心できる“ものづくりのしくみ”を作り出して
く力になるのです。
健康で安全な食生活と環境にやさしい暮らし、これから一緒に、はじめていきましょう。
●エル・コープは次のような姿勢で取り組んでいます。
◎国内自給力を高めるため、可能な限り国産原料を使用します。
◎遺伝子組み換え作物は可能な限り排除をすすめていきます。
◎化学調味料はすべての消費材から排除しています。
◎不必要な添加物は、使用しません。使った添加物は情報公開します。
◎合成洗剤を追放し、人と環境にやさしいせっけんの普及をすすめます。
◎びんのリユース化をすすめ、環境負荷の少ない容器包材対策をすすめます。
◎容器包材などの環境ホルモン対策をすすめます。
◎化学合成農薬や化学肥料の使用を極力排除し、
循環型農業を生産者とともにすすめていきます。
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